2019.10.23
【第6話】10/10 チーム『ゆいのわ』の結束力!
第6話●2019年10月10日(木)
テスト販売用ゆいのわ1,000袋完成!
みんなの気持ちも準備万端!
いよいよ5日後に迫った「白川村どぶろく祭り」でのテストマーケティングに向けての臨時授業です。あいさつの後、授業の前に生徒のみんなに招かれて外に出てみると、、、
びっくり~!販売用のテントが立てられ、手描きののぼり旗、宣伝用の看板、プライスカードが見事に完成していました!!
『ゆいのわ』に込めた想い、これまでみんなで話し合って決めてきたことを、力強く温かく伝えてくれています。
私たちがお客さん役をやり、試食から販売までの流れをロールプレイング。動線や役割分担を確認し、本番に備えます。
そして、記念写真。みんな笑顔がすてき。
教室に戻り、まずは今回のテスト販売用の『ゆいのわ』の味について、まっちん先生による解説から。
「前回食べてもらった試作品から5つの味それぞれに細かな改善をし、味のバランスを整えました」「おいしいと何個も食べ続けてもらえるよう、生地の味を生かして蜜掛けの味は控えめにしてあります」など、プロの工夫点を話しました。試食をしてみて、「ほんとだ!さらにおいしくなった!」とみんな納得。
続いて、掛け紙の披露です。3つのデザイン案から悩みに悩んで、これに決めました。
「お~!かわいい!」という声。米粉100%であるというお菓子の特徴がわかりやすいこと、陳列した時の色のきれいさが決め手となりました。みんなが伝えたいと言ってくれた合掌造りや村の風景のイラストは裏面に入っています。
山本からも大切なご報告。「ゆいのわ1袋、税込360円で販売します。1袋売れると学校に33円の利益が入ります。どぶろく祭りと高山でのテスト販売で2,000袋すべて売れると最大66,000円の利益です!」「おぉ~!」リアルな数字を聞いて、意気込む子どもたち。
「この後行う包装作業で、1袋1袋に愛情を込めましょう!」
作業の前に、4つのチームごとに細かな確認事項。
①味づくりチームでは、原材料の産地や特長(例えば、黒糖は波照間産の純黒糖、カカオはオーガニックのものなど)をまっちん先生が説明。これをお客様に伝えられるよう、他チームにも共有できるようにしておくことになりました。「型に縛られず、自分が食べて感じたことをお客様に伝えることが大切です!」と極意も聞きました。
②パッケージチームでは、これまでメンバーで話し合ってきたことやアイデア(「わ」を丸い形で表現する、素材のイラストを入れる、白川郷の自然や風景を伝えるなど)が集約して今回のデザインが完成したことを分かち合い、この後の包装作業のリーダーになれるよう役割分担をしました。
③プロモーションチームでは、先ほどのロールプレイングを踏まえ、どうしたら混雑なく間違いなく商品の受け渡しができるか、お客様を引き込めるか、わかりやすく商品の特徴を伝えられるか、現場での細かな動きを話し合いました。
④マーケティングチームでは、前回の授業でたくさんの宿題が出たヒアリング用紙、売上管理表、お金の管理の仕方、予約管理表について確認。十六総研田代さんからアドバイスがされました。(この日から田代さんの後輩、森さんもメンバーに加わりました!ようこそ!)
ここまで急ぎ足、今回のメインは「ゆいのわ」の包装です!
石けんで手洗い、服のほこり取り、作業机の消毒を行ってから作業開始。お客様からお金をもらう商品を扱う時には細かな配慮が必要だということを学びます。
作業は3工程。
〈1〉お菓子が入った袋の上部を裏側に折って形を整え、シールで留める
〈2〉掛け紙を掛けて食品表示シールで留める(難!)
〈3〉お菓子の正面を整えて最終確認し、段ボールに詰める
緻密な作業にはじめは戸惑っていたみんなですが、すぐにコツをつかむと、「こうすると早いよ」「私ここやるからここやって」など互いにアドバイス。どんどん作業効率が上がり、4種類が完成。残り1種類も昼休みに自主的に作業が始まり、無事に1,000袋ができ上がりました!
授業の最後に、なんとまたサプライズ!
各チームの代表の生徒から、私たち4人にお手紙が!声に出して読んでから手渡してくれました。ここまで一緒に歩んできた感謝の気持ちが温かく丁寧につづられていました。ありがとう~感動~!
(山本はあそこでBGMが流れていたら泣いていたそうです…)
最後にみんなで円陣を組むと、オリジナルソングを歌ってくれました!激熱!!
チーム『ゆいのわ』、結束力ハンパない!
テスト販売、全力でいくぞ~!!