大地のおやつが
できるまで
和菓子職人×油屋のコラボ
世界にひとつのかりんとう
和菓子職人「まっちん」と老舗油問屋「山本佐太郎商店」のコラボレーションにより2012年に誕生した『大地のおやつ』。"大地"を感じるような力強くて優しいおやつを、岐阜から全国に発信しています。始まりは、まっちんこと町野仁英と山本佐太郎商店4代目山本慎一郎の出会い。同い年ということもあって意気投合した僕らは、和菓子職人×油屋によるオリジナルのかりんとうを作ろうと動き出しました。
今までにないオンリーワンなかりんとうをめざし、何度も何度も試作を繰り返してやっと完成した『大地のかりんとう』。ここから僕らのおやつへの探求が始まりました。素晴らしい素材と巡り合って生まれたもの、菓子メーカーさんに熱意を伝えて完成に漕ぎつけたもの、どのお菓子にも大切なストーリーがあります。一つひとつにたくさんのアイデアと想いを詰め込んで、僕らならではのおやつを生み出しています。
おやつに使う
素材のこと
おいしさは素材選びから
からだ思いの材料を使います
毎日のおやつに小さなお子さんから年配の方までみんなが安心して気軽に食べられるお菓子を届けたい。まっちんの和菓子作りに対する想いを原点に、『大地のおやつ』に使う素材もからだに優しいもの、素材本来の良さが味わえるものを厳選。余計な材料を使わず、引き算のレシピで素材のおいしさをそのまま生かします。
小麦
北海道十勝産の玄麦を丸ごと石臼で挽いた全粒粉、日本で栽培された希少な古代小麦の全粒粉、地元東海三県で育てられた小麦を使用しています。
砂糖
化学精製されていない鹿児島県産の粗糖、からだを冷やさないと言われる北海道産のてんさい糖、沖縄県産の純黒糖を、お菓子によって使い分けます。
卵
シリーズの中で唯一卵を使っているのが、大地のかりんとう。平飼いの自由な環境でのびのびと元気に育った岐阜県の鶏の有精卵です。
油
大地のおやつに使う油は、国産の米ぬかを搾った米油と圧搾一番搾りの菜種油のみ。生地にも揚げ油にもショートニングは使っていません。
大地のおやつの夢
みんなに長く愛される
30年後のおやつ作り
大地のおやつがめざすのは、30年後のおやつ作りです。10年後、20年後、30年後、今の子どもたちが大人になった時、僕らのおやつがいつも身近にあって、変わらず安心して食べてもらえるものでありたい。そして、また次の世代の子どもたちにも喜んでもらえるものでありたい。
かりんとうから始まった『大地のおやつ』シリーズ。僕らの熱い想いを受け止めてくれる生産者さんや菓子メーカーさんの協力により、これまでいろんなお菓子を作ることができました。そして、全国各地のお取り扱い店の皆さんとの素晴らしい出会いをいただきました。岐阜市の小さな油屋から、全国の皆さんへ。これからもたくさんのご縁を大切にしながら、皆さんに30年後も愛されるおやつをお届けしていきます。
チームメンバー
町野 仁英(まっちん)
和菓子職人。三重県伊賀市生まれ。地元農家で無農薬の米作りを学んだ経験をきっかけに独学で和菓子作りを始め、2004年に「和菓子工房まっちん」を開店。米や豆や粉のおいしさを生かした素朴な和菓子が評判を呼び、全国にファンが広がる。2010年から岐阜県岐阜市に活動拠点を移し、和菓子屋ツバメヤの立ち上げ、商品開発に携わる。材料の仕入れ先であった山本佐太郎商店の山本慎一郎と出会い、2012年より『大地のおやつ』シリーズを展開。商品監修や製造指導を手がける傍ら、職人として日々和菓子やおやつを探求中。純喫茶とロックンロールをこよなく愛する。著書に「まっちんのおやつ(WAVE出版)」、「まっちんのかんたん焼きおやつ(マイナビ)」。2018年NHK「きょうの料理」出演。
山本 慎一郎
明治9年創業、岐阜県岐阜市で140余年続く老舗油屋「山本佐太郎商店」4代目。南山大学経営学部を卒業後、23歳で家業を継ぐ。“山本佐太郎”は曽祖父の名前。戦前は菜種の搾油などを行っていたが、空襲により焼失。戦後は業務用卸問屋としてさまざまな油や粉、調味料を取り扱い、現在では東海エリアを中心に約500店舗と取引を行う。地域密着の油問屋として信頼を築く中、和菓子職人まっちんと出会い、油屋の新しい価値を生み出そうと全国に向けて『大地のおやつ』を発売する。オーバーオールとキャスケット帽がトレードマーク。パワーの源は白ごはん。庶民派から高級店まであらゆるジャンルの飲食店を巡りSNSで発信しているグルメ情報には、厚い信頼を寄せる人が多数。一男一女の父。